■痔の症状
いぼ痔(痔核)の症状
内痔核は、通常自律神経がある肛門粘膜で発症するために痛みを感じません。その為、出血や
出血は濁りの無い真っ赤な血が多く、排便時によく見られます。出血の量はさまざまで、ポタポタと落ちる場合もあれば、勢い良く出る場合もあります。
出血の回数は、内痔核の初期段階では1ヶ月に1回などですが、悪化してくると排便時のたびに出血が起こります。
内痔核は、症状の度合いによって4段階まで分類されます。
内痔核の分類
- 1期内痔核
- 痛みはほとんどなく、真っ赤な出血がある。
- 2期内痔核
- 内痔核が出てくる。内痔核が大きくなってくると、排便時に一緒に肛門から出てきます。排便が終わると内痔核も戻っていく状態です。
- 3期内痔核
- ちょっとした反動(くしゃみなど)で痔核がでてしまいます。また、排便後には戻っていた痔核が指で押し戻す必要がある状態です。
- 4期内痔核
- 肛門から痔核が出た状態です。この状態になると指で押しても戻りません。このような状態を
脱肛と言います。

肛門上皮に豆粒くらいのできものが特徴で、便秘などで肛門に負担をかけ過ぎたことで発症します。
症状としたは、重いものを持ち上げたり、肛門に刺激をあたえたりすると痛みがあります。また、激しい痛みを伴って生活に支障がでるケースもあります。
きれ痔(裂肛)の症状
きれ痔(裂肛)の症状としては、排便時に力を入れたときにピリとした痛んだり、トイレから出た後も痛みが続く場合があります。
便秘で太く硬くなってしまった便を無理に出そうとした時などに傷がつきやすくなり、傷がつくとそこから、ピリとした痛みが出るのです。
きれ痔(裂肛)の初期段階では、便秘の排便時にチクッとした痛みが感じられます。この痛みは便秘が解消されると1週間ほどで改善していきます。しかし、便秘が改善されない場合には、この傷口をさらに痛めて、傷口を広げていってしまいます。
この状態が続くと、きれ痔(裂肛)傷口の傷が深くなっていき、トイレに行くことも拒んでしまうくらいに痛みを伴ってきます。これを嫌がり我慢してしまうと、腸にたまった便の水分が吸収されてしまいます。さらに進行がすすむとその傷口が潰瘍状になり、炎症をおこす「肛門潰瘍」になってしまいます。
肛門潰瘍から肛門狭窄になることもあります。肛門狭窄になると、炎症が肛門をしめている筋肉まですすみ、肛門がある一定の広さから広がらなくなり、便が出にくくなる状態です。
肛門狭窄になる前に病院で診療してもらいましょう。何事にも早期治療が宜しいです。
アナ痔(痔瘻)の症状
あな痔(痔瘻)の症状としては、肛門から膿みがでたり、排便に関係なくお尻が腫れて痛み、38度以上のの高熱がでます。しかし、アナ痔(痔瘻)のタイプによって症状は変わっていきます。
高熱がでるのは、痔瘻になる前の「肛門周囲潰瘍」が原因とされます。そのため痔瘻になってしまうと高熱はほとんど出ることはありません。
アナ痔(痔瘻)は、肛門周辺膿瘍よりも痛みはありませんが、下着に膿みが付いたり、肛門の周辺が膿みでべたついているのが特徴と言えます。
アナ痔のタイプ
- 1型痔瘻
- 粘膜下痔瘻と言われ、発生頻度は低く、裂肛の切れ目に便が詰まることにより起こる場合が多い。
- 2型痔瘻
- 筋間痔瘻と言われ、痔瘻の半数以上がこれに当たります。直腸と肛門の継ぎ目の部分から上にできるのを「高位筋間痔瘻」といい、下にできるのが「低位筋間痔瘻」と言います。
- 3型痔瘻
- 坐骨直腸窩痔瘻と言われ、痔瘻の2割を占めており、特に男性に起こります。
- 4型痔瘻
- 骨盤直腸窩痔瘻と言われています。
アナ痔(痔瘻)は自然治癒をしてくれないだけではなく、あまりにも長い間、アナ痔(痔瘻)をほっておくと肛門がんになる恐れがありますので、早めの診療をお勧めします。

