■痔の手術


いぼ痔(痔核)の手術方法

結紮切除法

結紮切除法が、内痔核(いぼ痔)手術で一般的ではないでしょうか。手術の時間は20分程度となり、手術の傷が小さいので術後の痛みが少ないことや肛門が狭くならないなどのメリットがあります。

肛門括約筋保護手術

肛門括約筋保護手術とは、>肛門括約筋をできる限りキズつけずに、内痔核を摘出する手術です。これによって、筋肉を傷つけことによって起こる後遺症を回避でき、しかも半閉鎖法を用いることで回復スピードが早くなります。

レーザー療法治療

レーザー療法治療とは、人工的につくられた電磁波を使用して、内痔核を燃灼する方法です。レーザー療法治療には2種類あり、レーザー光線をあてて治療するのと、直接機械に接触して患部を切っていく治療です。

また、新しいレーザー治療も研究させており、肛門括約筋を傷つけることなく治療ができるみたいです。

硬化剤注入法

硬化剤注入法とは、硬化治療とも言われ、外来で処置ができるので入院をする必要がありません。また、麻酔も使用しません。

硬化剤注入法は、内痔核に硬化剤を注射して内痔核のまわりに炎症を起こして、内痔核の血流を低下させることで、出血や痔核を縮小させます。

しかし、この硬化剤注入法は約1年ほどの効果となり、再度注射をしても前回ほどの効果が期待できないのです。

輪ゴム結紮法

輪ゴム結紮法とは、特殊な器具をつかって内痔核の根元に輪ゴムをかけて、徐々に根元を締めていきます。これにより、1〜2週間で血液の行かない内痔核が壊死して、痔核がとれるという治療方法です。

この輪ゴム結紮法ができる内痔核(いぼ痔)は、痛みを感じない直腸側のみにできており、輪ゴムが使える状態の内痔核のみとなります。


きれ痔(裂肛)の手術方法

スライディング・スキン・グラフト法

スライディング・スキン・グラフト法とは、皮膚弁移動術とも言われ、潰瘍化した患部を切除して、その部分に正常な肛門皮膚をもってきて裂肛の傷あとに被せる手術方法です。

皮膚痔や肛門ポリープなどを取り去った後の傷口は、すぐに縫合しても外れてしまうことがあるので、この正常な肛門皮膚を使うことによって対応してます。

また、痔の手術の後遺症などで肛門が狭くなった場合にも応用できるそうです。

内肛門括約筋測方切開術

内肛門括約筋測方切開術とは、別名で「LSIS」と呼ばれ内肛門括約筋を傷つけないためにと言う考えからイギリスで開発された手術の方法です。この手術の特徴としては、内肛門括約筋の切開を最小限にとどめて、肛門を狭くしないというところです。

手術は5分くらいで、外来でも受けることも可能だそうです。


あな痔(痔瘻)の手術方法

肛門括約筋保存手術

肛門括約筋保存手術とは、痔瘻の後遺症や肛門の変化などの問題をできる限り解決したいとして開発された手術方法です。痔瘻はタイプによってかなり複雑なものから簡単なものとがあり、従来はタイプに関係なしに切開開放手術を施していたので、術後の後遺症か多かったみたいです。

痔瘻のタイプにもよりますが、深くに患部があり、また複雑な痔瘻には肛門括約筋保存手術をし、切開開放手術で後遺症が出ないような痔瘻であれば切開開放手術をされるみたいです。

切開開放手術

切開開放手術とは、膿みの管を切り開いて膿みの入り口と痔瘻の原因となる元を切除する方法です。この切開開放手術では、痔管を切り開いて膿みの入り口から出口までをすべて切除していきます。

切開開放手術の手術は、括約筋が大きく傷ついてしまい、術後に痔瘻が治っても肛門の締まりが悪くなったり、肛門がいびつになってしまうことが稀にあるそうです。