きれ痔(裂肛)
きれ痔(裂肛)は、肛門の外傷と言ってもよい症状で、硬い便などで肛門の皮が切れて出血や痛みを伴います。肛門を覆っている肛門上皮は、伸展性がなく、広がらずに傷ついたり、切れやすいデリケートな部分となります。
このデリケートな部分を傷つけてしまうのが「便秘」です。便秘で太く硬くなってしまった便を無理に出そうとした時などに傷がつきやすくなり、傷がつくとそこから、きれ痔(裂肛)となっていきます。

きれ痔(裂肛)の初期段階では、便秘の排便時にチクッとした痛みが感じられます。この痛みは便秘が解消されると1週間ほどで改善していきます。しかし、便秘が改善されない場合には、この傷口をさらに痛めて、傷口を広げていってしまいます。
この状態が続くと、きれ痔(裂肛)傷口の傷が深くなっていき、トイレに行くことも拒んでしまうくらいに痛みを伴ってきます。これを嫌がり我慢してしまうと、腸にたまった便の水分が吸収されてしまいます。さらに進行がすすむとその傷口が潰瘍状になり、炎症をおこす「肛門潰瘍」になってしまいます。
この状態になるとかなりの痛みを伴っており、肛門ポリープも出てくるので、恥ずかしくても早めに診察してもらってください。これ以上進行すると「肛門狭窄」となり、肛門の穴が小さくなり排便も苦しくなってきますので。
裂肛の種類- 単純性裂肛
- 単純性裂肛では、肛門上皮の再生が可能ですので便秘を解消して患部を清潔にすることで改善されます。女性に多いのが特徴です。
- 慢性潰瘍性裂肛
- 慢性潰瘍性裂肛になると、裂肛のまわりに炎症がおこり潰瘍ができやすくなりなります。潰瘍ができると肛門上皮の再生が難しくなってきます。
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